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便秘のタイプを知って治す⑤

2016.03.04 更新

便秘イラスト

■依存性が少ない漢方薬

 

さらに、便秘に多角的にアプローチしてくれる漢方薬も

非常に有益な便秘薬です。

漢方薬は効果がマイルドで、依存性がないというメリットがあります。

 

刺激性下剤や緩下剤の負の面が気になる方にも処方され、

横浜市立大学大学院医学研究科 肝胆膵(かんたんすい)消化器病学教室 

主任教授・診療部長 中島先生も「長く飲んでも安心だと

希望される患者さんも多くいます」と話します。

 

また、刺激性下剤や緩下剤で併用することも可能であり、

患者さんの体質や特性に合わせて選択できます。

医師に相談して、自分にあったものを選んでいくといいでしょう。

 

「漢方薬は便を軟らかくする作用が弱いので、出るには出るけど

まだ固いという方は緩下剤なども処方します。漢方薬なら漢方薬だけ、

西洋薬なら西洋薬だけという考え方ではなく、

漢方薬も西洋薬も臨機応変に使っていきます」

 

さて漢方薬にはどんなものがあるのでしょうか。

 

 

■便秘の周辺症状にも作用してくれる!

 

漢方薬は漢方医学に基づき、2種類以上の生薬を配合している「医薬品」です。

生薬とは、植物、動物、鉱物を加工して出来る漢方薬の原料のことで、

200以上の種類があります。

 

組み合わせによってあらゆる作用を発揮します。

作用が強いもの・弱いものと様々あり、便秘に関して言えば、

すぐに排便を促進するものから、便秘の周辺症状に効くものまで多数あります。

 

「便秘を治療して、毎日排便があってもお腹にガスが溜まる、

お腹がちくちく痛い、腹痛がするといった方がいます。

これらの腹部不快感・膨満感、腹痛などの便秘の周辺症状を

不快に感じる患者さんは多い。そこに漢方薬は非常に有効ですね」

 

刺激性下剤や緩下剤は便秘の周辺症状には作用しません。

そんなときは、漢方薬の出番なのです。

 

次回は慢性便秘のための6種の漢方薬を紹介致します。

 

※健康生活マガジン「健康サラダ」2016年冬号より

 

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