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便秘のタイプを知って治す⑥

2016.03.07 更新

便秘イラスト

横浜市立大学大学院医学研究科 

肝胆膵(かんたんすい)消化器病学教室 

主任教授・診療部長 中島淳先生が

処方している慢性便秘薬のための6種の漢方薬をご紹介。

 

 

■慢性便秘のための6種の漢方薬はこちら。

 

 

①大横甘草湯(だいおうかんぞうとう)

 

比較的作用が強い漢方薬。

甘草が入っているため、高齢者の方では電解質異常

(血中のカリウムなどの量が異常な状態)

が起こる心配があります。

 

 

②麻子仁丸(ましにんがん)

 

大横甘草湯同様、比較的作用が強い漢方薬。

ただし、甘草が入っていないので、

高齢者の方に処方することが多い漢方薬です。

硬いウサギのフンのような便の方には非常に喜ばれます。

 

 

③防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

 

便秘薬としての作用は弱く、しわっと効いてくるので、

中高年に処方します。約二週間後ウサギのフンのような便から

、バナナのようなしっかりした便になってくるので、

患者さんの満足度は高いです。

 

 

④潤腸湯(じゅんちょうとう)

 

中等度の作用を持つ漢方薬。便も軟らかくなり、適切な腸の動きも刺激して、

便秘のを改善に促します。

患者さんの体質によりますが、軽症から中等度の便秘には非常に満足度が高い薬です。

 

 

⑤桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)

 桂枝加芍薬大横湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)

 

いずれも、腹部膨満感などの便秘の周辺症状がある方に処方します。

「大横」を含む桂枝加芍薬大横湯は排便促進の作用を併せもっています。

 

 

⑥大建中湯(だいけんちゅうとう)

 

便秘薬としての作用はそれほど強くありませんが、

下腹部がなんとなく重い、痛い、張っているなどの

便秘の周辺症状に非常に重宝する漢方薬です。

 

①と②は漫然と毎日使うのではなく、どうしてもお通じが出ないときに

少しセーブしながら使うのがいいのではないかと思います。

 

※健康生活マガジン「健康サラダ」2016年冬号より

 

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